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鈴を持たせられた日

 

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私の姿を見た家の人が「いたの!?」と驚いていた。
わたくし はばかりながら、本日一度も外出せずずっと家におりました。何ならあんたの目の前を特に用もないのに、ウォーキングと自己暗示をかけて数往復もさしていただきました。

 

あまりに影が薄くて怖い、という訳の分からない理由で、鈴を持たせられ納得いかない。
猫じゃあるまいし。

さあいよいよこうなってくるとだ、どうしようか。
私が男だったら間違いなく女湯にすっ飛んでいくところだが、残念ながら今の私は女湯にはあまり興味はない。

 ふと、透明人間はコロナにかからないだろうか、などと思う。
 かからないのであれば新幹線だの飛行機だのにこっそり乗りたいが、コロナにかかってしまうのなら、やめておきたい。
 透明人間は目視できないため、コロナになっても治療してもらえないから。

 ということは、人混みには行けないということになる。
 ということは、家にいるいつもと変わらぬ生活を送り続けるということになる。

 透明になっても丸出しでも、基本、私は変わらないようだ。