通勤路のリンゴです。咲き始めました。
つぼみは赤くて、開くと白いです。
リンゴと同じ、外が赤くて中は白いんです。
三戸のリンゴは数が少なくて、市場にあまり出回りません。
果汁は滴り落ちるほどたっぷりで味が濃く、酸味と甘みのバランスが絶妙。とにかく美味しいので、町民近隣住民は自分たちで囲いこんでしまうという理由もあるかもしれません。
夏と冬の寒暖差が激しいのが味の良いものを育てるんだと言われています。
時期になると、親戚や近所の方から、箱でいただく。
普通に10キロ、20キロ。床が抜ける勢い。
ちょっとした子ども1人分(ちょっとした、ってのもアレだけど)
ちょっとしたゾウの餌(ちょっとした、ってのもゾウだけど)
春になると、こういう言葉が各家から聞こえてくる。
「あんたこれ、傷むすけ さっさと け(たべなさい)」
傷むのはこっちだ。
なんでわしが処理班にならにゃいかんのだ。
時期になると私の主食になる。米のように食っている。
日本人は米を食い、アメリカ人はパンを食い、イタリア人はパスタを食い、インド人はカレーを食い、はじめ人間ギャートルズは骨付き肉を食い、香川人はうどんを食い、髙森はリンゴを食う。
もう、そういう人種として新たなカテゴリーを設けてもらってもいいくらいだ。
体からリンゴの匂いがしてくるんだよ(幻)。
どこにいてもリンゴの匂いがするんだよ(幻)。
リンゴリンゴリンゴリンゴリンゴリンゴリ私ンゴリンゴリンゴリンゴリンゴリンゴ……みたいな感じになる。
ブルーベリーといっしょに煮る人もいる。
ジャムにしたりコンポートにしたりする人もいる。
が、私は料理をしない。
「食べられる材料しか使ってないのに、なんで、できあがると食べられないものができあがるんだ」
と、かつて言わしめた者です。
リンゴはリンゴのままで最後まで食べる。
なんだかんだ言って、好き。