本日発売となります
「柊先生の小さなキッチン ~雨のち晴れの林檎コンポート~」
の紹介をさせてくださいませ。
こちらは今年3月に刊行いたしました「柊先生の小さなキッチン」の続編です。
今回は、主人公の百瀬一葉(ももせ かずは)の親族が出てきます。
1章
メインのお料理・ふっくらもちもち山菜炊き込みご飯
一葉に影響を与えた大叔母・マリーさんが登場します。
ひょいっと一葉に会いに来た大叔母。
用事は「これまで通っていた美容院が閉まったので、一葉おすすめの美容院につれていってほしい」というなんてことないもの。
しかし、大叔母にはそれよりも大事な目的がありました。
※「花木荘のひとびと」をお読みくださった方へ※
この章であの2人がちらりとご挨拶させていただきます。ひとつ、よろしくお願いします。
2章
メインのお料理・林檎のジューシーコンポート
一葉の妹と、その娘、つまりは一葉の姪っ子。
母親に可愛がられてきた妹。天真爛漫。美人。ピアノ教室の先生です。
一葉の部屋に、姪っ子・真奈5歳がお泊りに来ます。妹の優奈ばかりが目をかけられていると思っている真奈は、一葉にここぞと甘え、久太郎を追い回し、夜中にホームシックになり大声で泣き、家に帰ろうとします。
何事かと出張ってきた2階の石原さんや佐知、柊先生が取りなしてその場は収まりますが、翌日それは起こりました。
犬の久太郎、大活躍です。
3章
メインのお料理・サムゲタン
サムゲタンは漢方薬みたいなもんで、体が温まり免疫力が上がり元気になり、病みが快方に向かう…そういうイメージがあります。
宝くじが当たり、結婚相手ができて、仕事先の人間関係に恵まれる…というところまではいかないけれど。
この章では、万福荘の2階に住まう女子高生・佐知の父親が登場します。
万福荘の敷地に生えている桜の枝刈りを通じて、彼らの関係が変化します。
そして、全編通して一葉と柊先生の関係が徐々に変わってきます。
ぜひぜひ、お手に取っていただけましたら幸いです。
今回も、私の推しの久太郎がめっちゃめんこいです。犬犬しいです。
今回も編集Mさんや校正さん方に大変助けてもらいました。
コロナやなんやかんやで厳しい世の中です。ひりひりとした毎日の中、硬く縮こまって一日一日をなんとかやりすごしている方も多いと思います。
そんなお気持ちが少しでもほぐれますように。
そう願って書きました。
「柊先生の小さなキッチン ~雨のち晴れの林檎コンポート~」
よろしくお願いいたします。