動画で調理のシーンを繰り返し見るんだけど、
その中で、お皿洗いの場面が出てくると、私はひやひやする。
というのも、私はグラスを洗っていて、あっけらかんとした馬鹿力でこれを破壊し、その鋭く割れた部分で、人差し指の肉をえぐり取ったことがあったから。
やった瞬間は「………………………………………………………………はい?」
痛くもなんともねえの。
え、なんでしょうかこれは。と。
シンクはすでに真っ赤。ぼたぼた音を立てて血がシンクに落ちる。
まず
「美由紀、現実逃避入りまーす!」
そののち
「お待たせいたしました、痛みになりまーす」
ジンジンとした焼けるような痛み。
どうしますかこれ。
私、その肉を拾って洗って、えぐれたところに押っ付けたのです。
意味分かりますか。ついてきてますか。
こういう事態の時、くっつけようとするんですよ。これが世界人類の習性なのか私のみの習性なのか分かりませんけども。
その上から絆創膏を貼って、でも血が止まらねえもんですから、指の根元を輪ゴムで縛って(紐で縛ってくれる人がいなかったので、輪ゴム使用)したら、あなた、しばらくしたらくっつてたんですよ。
うわーい、やったー! ほうれ見たことかざまーみろ、と勝ち誇りましたね、ひとりで。
やらかしたのはもう20年も前のことで、今はだいぶ傷も薄くなってます。
てか、20年前、20歳でこんなことしてるんですよ、私は。
ただ、グラスを洗うってだけなのに。。
痛い思いをしたおかげでワタクシ、グラスを洗う際には慎重に慎重を期すようになりました。