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報連相

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うちには、毎朝、自分の排泄したものの量や太さや大きさを報告してくるメンバーが約一名いる。

私にとって、特に必要な報告ではないため、

いくら世の中の常識として報連相がまかり通っていようとも、聞き流してきた、トイレだけに。

 

ところが、ここ最近私のお通じが滞り始めたため、毎朝のこの求めていない報連相を存分に聞かせられるのは、マウントを取られているような気がしてくる。

うんこで(あ、言っちゃった)マウントの取り合いなんてチンパンジーじゃねえんだから。

いやすまない。チンパンジーの名誉に傷をつけてしまった。チンパンジーは採ったバナナでマウントの取り合いはするかもしれないが、出したバナナではしないような気がしてきた。

 

腸と脳は直結しているとよく聞く。

怒り心頭は、腸が煮えくり返るというし、

腹が立つともいう。

 

 

確かにふん詰まりが続くと、年に365日休んでいる我が脳はますます深い休息に入ろうとする。

簡単な算数ができなくなる。例えば以下のような文章問題。

 

15 円のガムがあります。チョコレートのねだんは  ガムの4倍です。リンゴのねだんは 何円ですか。

 

こういった文章問題が解けなくなる。絶好調な時は、

「蜜柑のねだんは60円!」と答えられたのに、

今は、どっからリンゴが出てきた! と突っ込むのがせいぜい。

おなかの塩梅によって思考が左右されるなんて現代人にあるまきじ状態である。チンパンジーのほうがまだましだ。ああ情けない。