2020-06-04 蛇になれる実 思い出 へびいちごと我々小学生に蛇蝎のごとく嫌われていた、こちらの実。 食べると蛇になると訳の分からないうわさが女子の間で広がり、もちろん私は 食べた。 くそ渋くて、すっぱかった。 蛇にも忍者にもなれぬままこんなお年になりました。 年のせいか、毛虫が全身をモクモク躍動させて一心不乱に鉄板のように熱いアスファルトを横断しているのを見れば頑張れ、と応援せずにいられなくなってきた。 彼らの、道のど真ん中で顔を上げ途方に暮れる姿には 詫び寂びがにじみ、趣がある。(たぶん、ガスちゃんと消したべか、と思いだそうとしてるんだと思うけど) そんなことをしていないでとっとと渡れ(毛虫も私も)。